レイアウト
カジノといえばルーレットを連想する人は多い。300年以上の歴史を持つもっとも古いカジノゲームの一つであるが、その手軽さ、華やかさからカジノに初めて来た人が最初に手を出すゲームでもある。
ルーレットには2つのタイプがある。数字の0のみがあるヨーロピアンタイプと、0と00のあるアメリカンタイプである。
◆ヨーロピアンタイプのホィール(回転板)とレイアウト

◆アメリカンタイプのホィール(回転板)とレイアウト

ルール
ルーレットではヨーロピアンタイプで157ヶ所から11種、 アメリカンタイプでは161ヶ所から11種の、配当の異なる 賭け方がある。基本的な賭け方を図に示す。
| インサイドベットの配当 | ||
| A | 1目賭け | 1対35 |
| B | 2目賭け | 1対17 |
| C | 3目賭け | 1対11 |
| D | 4目賭け | 1対8 |
| E | 5目賭け | 1対6 |
| F | 6目賭け | 1対5 |
| アウトサイドベットの配当 | ||
| G | 縦1列 | 1対2 |
| H | 大中小 | 1対2 |
| I | 前半・後半 | 1対1 |
| J | 奇数・偶数 | 1対1 |
| K | 赤・黒 | 1対1 |
なお、ルーレットで賭けるには幾ら必要かというのが気になる ところである。これはミニマムレートによって当然異なる。ラス ベガスのカジノではインサイドベットが50セント~$1、アウ トサイドベットが$2~$10以上というのが多い。
控除率
ルーレットのハウス側の取り分(控除率)はアメリカンタイプで5.26%、ヨーロピアンタイプで2.70%である。アメリカンタイプの方が不利だが、日本人にはなぜかアメリカンタイプを好む人が多いようで、日本人のよく行く韓国・東南アジアのルーレットはアメリカンタイプばかりのようである。
なお、アンプリゾン(En Prison)というルールがある。ヨーロッパでは赤・黒、奇数・偶数、前半・後半など1対1の配当の場所へ賭けた場合、0が出ても即座にはチップを取られず、そのチップを固定して(囚人状態)もう1度ボールを投げる。その結果が当たった場合は配当はされず、囚人から解放されてチップはプレイヤーの手に戻る。逆にはずれた場合は改めて没収されることになる。アメリカではアトランティックシティをはじめラスベガスでもこれとは異なったサレンダー(Surrender)というルールを採用しているカジノがある。これは上記とおなじく1対1の配当の場所へ賭けて0または00が出た場合、チップの半分だけ没収されるというルールである。
したがって、アンプリゾンやサレンダーのルールがある場合は1対1の場所に賭けると控除率は半分になる。
さまざまな必勝法
◆モンテカルロ法(別名、マーチンゲイルの方法)
これはルーレットの作戦というよりギャンブルの必勝法として有名な戦術である。
配当が1対1の場所(例えば赤黒)に最初にチップを1枚賭ける。これがはずれたら2倍のチップを賭ける。これもはずれたら4倍のチップを賭ける。こうして勝つまで倍々に増やしていく。ごく単純な作戦であるが、資金に余裕があれば有効な戦術に思える。しかしながらカジノには賭け金の上限があるのでこの作戦はせいぜい10回までしか使えない。10回目の場合、例えば$1を儲けるために合計して$1023の資金を投入することになる。その上、赤が10回以上続くことなどはしばしば起きるのであるから、マーチンゲールを信奉するのは大怪我のもとである。
◆大モンテカルロ法(グランマーチンゲール法)
モンテカルロ法と同様だが、負けた場合チップを倍にするだけでなく1枚プラスする。これだと勝った場合には賭けた回数分の利益が出ることになる。
◆ダランベール法(ピラミッド方式)
モンテカルロ法と同じように最初は1枚から始めるが、負けた時はチップを1枚増やし、勝った時は1枚減らして賭ける方法。これだと負けつづけてもそれほどたくさん取られないが、逆に取り返すには数回続けて勝たなくてはならない。ゲームを長く楽しむには向いている。
◆逆モンテカルロ法(逆マーチンゲール法)
最初に1枚賭ける。負けたらまた1枚賭けるが、勝ったらそのまま全部賭け続けるのである。この方法では5回続けて勝ったら最初の1枚が32枚になる。それに対して5回続けて負けても5枚損するだけである。運頼みで少額の資金を膨らませるには適している。
◆和田氏の方法
元日本ルーレット研究会会長の和田静郎氏の考案になる賭け方を幾つか紹介する。
1)モンテカルロ法とおなじく配当が1対1の場所に賭けるのに、最初は1枚なのは同じであるが、負けたら次には7枚→42枚→210枚というように賭けるのである。リスクは大きいけれど儲けも大きい方法と言える。この方法は例えば赤が6回続いた時に賭け始めるものだそうである。
2)例えば、赤→黒→赤→黒と互い違いに出ることがよくあるが、これが永久に続くことはない。6回くらいこの傾向が続いた時、出た目と同じものに賭けるやり方である。
3)大・中・小とか縦列のように3つ賭ける場所があるもので、大→大とか続けて同じものが出た時に他の2ヶ所に賭ける方法である。1枚づつ賭けてもし負けたら、次には同じ所へ5枚づつ賭ける。これにも負けたら素直に止めて次のチャンスを待つのだそうだ。
レイアウトを覚える
ホィール上の数字の並びがレイアウトではどの位置になるのか覚えておいて損は無い。右図はアメリカンタイプのホィールを四等分して、それぞれがレイアウトのどこに来るのかを示したものである。赤色は0を中心にした10ヶ所、青色は00を中心にした10ヶ所、白色は0から90度はずれた付近を中心にした9ヶ所(俗に七五三と呼ばれる)、黄色は七五三と反対方向の9ヶ所(俗にヨーロッパと呼ばれる)である。 そのルーレット盤の癖。ホィールの回転速度、ボールの投げられたスピンなど細かなデータを参考にして、ホィールのどの部分にボールが落ちるかを予測し、迅速にそこに賭けるためには数字の配置を頭にたたき込んでおく必要がある。











