マカオのカジノIR開発や運営大手のサンズチャイナは、創業者が無くなったことにより会長兼CEOにゴールドスタイン氏を任命した発表しました。
創業者が非ホジキンリンパ腫の治療により入院した際に、会長代理とCEO代理などとし職務を引き継いでいました。

どのようなニュースなのか、様々な観点から解説していきます。
目次
マカオカジノIR運営大手サンズチャイナ会長死去受け人事変動!
マカオのカジノIR開発と運営大手のサンズチャイナは、2021年1月27日にエグゼクティブダイレクターのロバート・グラン・ゴールドスタイン氏(65)を会長・最高経営責任者(CEO)、指名委員会主席に任命したと発表しました。
グループの創業者である会長兼CE0を務めたシェルドン・アデルソン氏が非ホジキンリンパ腫の治療のため入院した際に、会長代理、CEO代理などと職務を引き継いでいました。
創業者である会長兼CE0を務めたシェルドン・アデルソン氏は享年87歳で、2021年1月11日にアメリカで死去しました。
創業者である会長兼CE0を務めたシェルドン・アデルソン氏はどのような方なのか
創業者である会長兼CE0を務めたシェルドン・アデルソン氏は、ラスベガスサンズグループを21世紀初頭のカジノ運営ライセンスの対外開放をきっかけにマカオへ進出しました。
マカオで初めての本格的ラスベガス型のIR施設である三マカオを、2004年にマカオ半島新口岸地区にオープンしました。
アデルソン氏は、自身の「夢」実現のために、新興埋立地のコタイ地区にラスベガスのようなIR集積エリアである「コタイストリップリゾート」構想を打ち出しました。
2007~2016年の間に、大型IR施設「ザ・ヴェネチアン・マカオ」、「フォーシーズンズホテル・マカオ/ザ・プラザ・マカオ」、「サンズコタイセントラル」、「ザ・パリジャン・マカオ」を相次ぎとオープンさせてきました。
サンズチャイナ傘下のIRはマカオ内で多くのIRビジネスを体現
サンズチャイナ傘下のIRのホテルの客数は、マカオ市場の全体の約3分の1に相当するほどの多さです。
1.3万室もあり、マカオ市場の中でいかにサンズチャイナが広く運営しているのかがわかります。
また、飲食店や小売店、複数の多目的アリーナやホール、コンベンション施設などを約1,000店も構えており、その大きな規模はマカオの中でカジノ経営ライセンスを持っている6つの陣営の中でも最大です。
カジノ売り上げも6つの陣営の中で上位ですが、非カジノ分野の売り上げが大きいのも大きな特徴といえます。
サンズチャイナは、カジノ一辺倒だけではないIRのビジネスモデルを体現している企業です。
2021年1月12日にサンズチャイナは、アデスソン氏のマカオやコタイストリップ開発に対する思いを継承して、今後もマカオが目指している世界的ツーリズム・レジャーセンターの実現を持続的にサポートしていくと表明しています。
サンズチャイナは衛生キッドも作成
サンズチャイナが非カジノ以外の事業をしている内容は、様々あります。
2020年12月には、4万個の衛生キットを作ったと発表しています。
衛生キットは、歯ブラシや歯磨き粉、石鹸、シャンプー、リンス、エコバッグなどです。
サンズチャイナの従業員のメッセージカード付きであり、心のこもった内容となっています。
石鹸は、サンズチャイナ運営のホテルから回収した使用済み石鹸をリサイクルしたものであり、エコを追求して取り組んでいる部分も評価のポイントといわれています。
2020年12月初旬に、サンズチャイナが運営するIR「ヴェネチアンマカオ」のコタイエクスポホールに従業員150人と250人のボランティアが集合して作成しました。
サンズチャイナは、世界各地で必要となっている衛生キットの提供を行うことにより、健康状態の改善に協力することを活動の目的としました。
サンズチャイナがクリーン・ザ・ワールドへ衛生キットの贈呈をし始めたのは2013年であり、このような活動はマカオの同業間では初めての取り組みでした。
2020年まで7年連続で実現している活動であり、これまでの類型政策数は28万個です。
2014年にCSRという企業の社会的責任活動である「サンズケア」計画を初めて、各地で地域社会への貢献や環境負荷軽減などへ積極的に取り組む姿勢をしています。
新型コロナウイルス対策にも徹底的な力を入れているサンズチャイナ
サンズチャイナは、新型コロナウイルス感染症への対策にも力を入れています。
赤外線体温検知システムや個人用防護服、使い捨てマスク、消毒液など、徹底した対策をしています。
新型コロナウイルス感染症への対策は2020年春ごろから行っており、サンズチャイナのアジア太平洋地域の販売会社からの統治や物資に豊富な経験があることにより、徹底した物資を得ることが出来ています。

新型コロナウイルス感染症に拡大により感染が気になりますが、サンズチャイナは感染対策を徹底しています。
そのため、渡航の制限が解除になった際にはサンズチャイナ系列のカジノであれば、安心して楽しむことが出来るといえるでしょう。